ネパールの紹介 

ネパールの紹介(Part2)

ネパールの食文化について
民族によって食生活は異なりますが、基本的に一日二食です。
朝10時と夜7時~10時の間に食べます。
普段の食事は、ダル・バートとよばれる定食です。
ダル(豆のスープ)とバート(ごはん)に独特のスパイスで煮込んだ野菜のおかず(タルカリ)とピリッと辛い漬け物(アツァール)が添えられます。
ネパールの料理の特徴は、(1)カレー味、(2)ニンニク、タマネギ、トマトを多用する、ということです。
タルカリは、慣れない人には、すべて同じカレーの煮物に見えますが、食べてみると細やかな違いがあります。
また、いわゆる激辛の料理は少なく、ニンニクのコクやトマトのさわやかな酸味を感じる料理が多いのも特徴です。
祭や冠婚葬祭の時以外は、一年中同じパターンの中に、旬の野菜が取り入れられて季節のうつろいを伝えます。
また、ネパールの多くの人は、ヒンズー教を信仰しており、牛は神聖な動物と考えられ、決して食べません。
神聖な右手でじかに食べます
食事の食べ方は、神聖な右手(絶対に左手では食べない)の指三本でごはんにダル・タルカリを混ぜ合わせて、口に運びます。
よく煮込まれて更に手でもまれた料理は、ほとんどかむ必要もなくのどを通ります。
まるで、手で咀嚼(そしゃく・かむこと)しているかのようです。
手からご飯のあたたかさ、ジャガイモの柔らかさ、菜のぬめりといったものが感じられ、混ぜながら指で味わうのです。
ネパールの人々は、宗教的に不浄の概念を強く持っています。
他人の使った食器、指や口に触れたものは、ケガれているので、それを人に勧めるのは失礼になります。
自分の使った食器で大皿や鍋から料理を取り分けるのもタブーです。
また、回し飲みするときも決して口をつけてはいけません。
おやつについて
おやつも場所や民族によって違います。
一般的に食されているのは’チウラ’という干し飯です。
これは、籾(モミ)付の米をボイルして、天日で干し乾燥したものを煎ってつき、殻をとりのぞいたもので、漬物やあまったおかずといっしょに食べます。
他には、インド風の甘いお菓子やパンケーキに似たもの、チャパティを含めコーティと呼ばれているもの、パウ・ロティと呼ばれるパンを食べています。
また、’モモ’というギョウザに似たような蒸した料理もおやつとして食べます。  


2010年07月15日 Posted by Himalayan at 23:28Comments(0)

ネパールの紹介 

ネパールの紹介(Part1)

ネパールの国旗




政治形態:民主政治
人口:  約2100万人
首都:  カトマンズ(標高約1400m)
面積:  147,181平方km(日本の約3分の1)
位置:  東経80度40分から88度12分、
     北緯26度22分から30度27分
共通語: ネパール語
時間:  GMT+5.75H(日本とは3時間15分の時差がある)、DST使用せず
通貨:  NRP(Nepal Rupee)
国教:  ヒンドゥー教(世界でヒンドゥー教を国教としている唯一の国)
国番号  (電話):977
民族:  ネワール、タマン、グルン、マガール、タカリー、シェルパなど
電気:  電圧220V
識字率: 約35%
平均寿命:男性54歳、女性53歳(92年データ)
主な産業:農業、観光
休日:  土曜日、祝日


ネパールの国旗 ネパールの国旗は、四角ではなく三角の形をしています。
世界的に見ても、このような形をしているところは他には知りません。
18世紀にシャー国王朝によってネパールを統一された後できたようです。
昔、ネパールはそれぞれの国が三角形の国旗を持っていたようです。 国家統一の後、現在の国旗は国家統一のシンボルと考えられます。
端の青色はネパール人の平和の気持ちを表しており、三角形の上にある月と下にある太陽は月と太陽と共にネパール王国とそのネパール人の主権もこの世界に存在することを表しています。
背景の赤色は、ネパール人の愛国心を表しています。
  


2010年07月15日 Posted by Himalayan at 02:21Comments(2)